オニテンの読書会

文化・民俗や、オススメ本の紹介、思ったことも書きます。

「思い出」を大切にできない人々。

 わたしは、「思い出」を大切にできない。自分が薄情な人間なのか、と悩むこともあった。しかし、わたしのような人間も少ないくないのではなかろうか。

【目次】

 

思い出を大切にできない、それは、おかしなことでしょうか。少し書いていきたいと思います。

 

思い出の品は、何処に消えた

 みなさんは、「思い出」を大切にしていますか。卒業アルバムや、寄せ書き、みんなで撮った集合写真を、どこにしまっているか覚えていますか。

 わたしは、全くと言っていいほど、卒業アルバムや、寄せ書きを見返すことがなく、写真も、適当にしまってしまうので、どこにあるかもわかりません。

 学校や職場では、それなりに人望があった方だったようで、後輩や友人から寄せ書きや、手紙をもらうことがあったのですが、いつしか消えて無くなってしまうのです。卒業アルバムに至っては、完全に興味がないので、中学校の卒業アルバムは、中学3年で引っ越した友人が欲しがっていたので、プレゼントしてしまいました。

 よくよく考えると、「もったいないことしたなぁ」とか、「贈ってくれた人に申し訳ない」とか思うこともあったのですが、最近は、もう、「これが、わたしの性格なのでは」と思うようになりました。

 

連絡はとらない

 そして、わたしは、過去のコミュニティの人へ自分から連絡をとらない、という性格です。もともと、携帯電話を捨てたい、と思っているほどの電話不精なので、人に連絡をとること自体が少ないのです。

 例えば、高校に入ったら、中学の友人とは、連絡をとらない。大学に入ったら、高校の友人とは、連絡をとらない。といったように、わたしは、過去のコミュニティを遮断することを好みます。

 連絡をとらないといっても、喧嘩をしているわけでも、仲が悪い訳ではないのです。

最近、15年ぶりに高校の友人に会いましたが、とても和やかに鯨飲しました。だけど、また、連絡をとろうと思いません。

 過去の友人たちは、きっと楽しく過ごしているだろう、と考えるだけで、十分だと思ってしまうのです。

 

ノマドの家系ー定住しない家族ー

 わたしのような人間は、少ないのか、多いのか、そんなことを考えた時、わたしの家族全員が、まったく「思い出」に執着がないことに気がつきました。

 わたしの家系は、一ヶ所に定住することないノマドの家系です。5代くらい遡っても、一ヶ所に定住することはなく、各地を転々として生活しています。わたしも、30代前半で、すでに6県、1カ国に移住経験があります。

 過去を切り離すこと、それが、新天地で順応する術だったのでしょうか。わたしの家族は、びっくりするぐらい過去のコミュニティで仲良くなった人々と連絡をとらないのです。(決して、やましいことをした訳ではありませんよ!!)

 

日々、終活ー最低限で生きるー

 いつどこへでも行けるように、できるだけ、身軽でいたい。そんな考えが、わたしたち家族には、あったのかもしれません。わたしも、30歳を越え、求められれば、どこにでも行けるように、必要最低限な持ち物だけで良いのではないか、と思うようになりました。

 わたしは、ミニマリストではなく、できれば、いろいろな物が欲しい、買いたい、と思っているタイプの人間です。ですが、郷愁や、過去に対する執着は、びっくりするほどなく、いつでも、その場を離れることを考えているように、感じています。

 最近では、この生き方は、少し早いですが、終活の始まりなのではないか、と考えるようになりました。いつ、逝けるようになっても、大丈夫なように、できるだけ、捨てておきたい、物ではなく、感情を、と思うのです。

 

 

 

今回の記事では、思い出を大切にできない、わたしについて書いてみました。 

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