オニテンの読書会

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英語を学ぶわたしを奮い立たせてくれた、日本語をマスターした外国人の言葉たち。

  わたしは、趣味で英検1級をとりました。一応、日本では、英語上級者ということになりますが、この受験には、わたしの大きなコンプレックスが原動力になったのです、それは、友人や知り合いにびっくりするぐらい日本語がうまい外国人が多い!! 

ナミの巧さではありません。文章はもちろん、電話をしても外国人と気がつかないレベルの方達です。

 そんな人たちに囲まれたわたしは、日本人として、「おれも外国語を学ばなあかん!!」と、英検1級を目指したのです。

 そんな、わたしに劣等感を抱かせ、かつ、奮起させてくれた、友人たちの言葉を、ご紹介したいと思います。

 

 (この記事は、ついさっき、BEのぶさんの記事を拝読し、思いついたものです。)

 

 最難関の言語とされる、日本語をマスターした外国人さんの姿勢から、外国語を学ぶ心構え、そしてモチベーションを得ていきましょう!!

 【目次】

 

  

 

 

 今回紹介する言葉を発した友人たちは、みな20歳ごろから日本語を勉強したノンネイティブの方達なので、やりなおし英語や、資格試験に大切な『根性』を教えてくれます。

 

 

①「漢字を勉強していると、気づけば5、6時間は経っている。」

 この言葉は、現在インドネシアの北スマトラ島で、大学教授をされているインドネシア人のAさんが残した言葉です。彼は、経済的に苦しく、仕事をしながら勉学をつみ、苦心して大学に進学しました。彼が選んだ専攻のは、日本語。理由は、日本企業に就職できるかもしれない、という思いからでした。日本語、そして漢字は、彼にとって希望の光だったのかもしれません。

 どうでしょうか、英単語勉強してたら、5〜6時間経っているなんて経験ありますか? これぐらい物事に集中すれば、言語を覚えられるのでしょうか。

 

 

②「吐き気がしてからが、勝負。」

 この言葉は、大学院時代の友人の韓国人、Jさんの言葉です。彼は、23歳で日本語を勉強しはじめて、8ヶ月で日本語検定1級を取得したという、おそらく世界最速記録保持者レベルの人です。勉強し始めて、1年以内での日本語検定1級合格は、彼が勉強していた100年以上の歴史をもつ日本最古の日本語学校でも、前例がなかったそうです。彼は、日本の大学へ進学後、その大学で外国人初の卒業生総代をつとめ、表彰されています。

 彼は、日本語を6時間以上勉強し続けると、吐き気におそわれるそうです。その吐き気との戦いが、外国語を勉強することなんだと、言っていました。

 彼は、大学院では、中国人留学生に日本語を教えるバイトをしていて、彼の「が」と「は」の違いについての説明を聴いて、腰が砕けたことを覚えています。

 また、彼の「韓国語では難しい言葉が出てこない。日本語で説明した方が、簡単」という言葉も、けっこうズキュンときました。。

 

 

③「日本語がうまいと言われたら、それは恥だ。」

 この言葉は、大学時代の韓国語の先生が言っていた言葉で、韓国人で見た目はあまり日本人と変わらないのだから、日本人とバレない、もしくは、外国人として扱われないことが、目標とおっしゃていました。その時の、先生の顔が、あまりにも本気で、日本語を学ぶ決意を感じられました。

 なかなか、この次元まで行くことは難しいかもしれませんが、日本人として、ついつい「日本語上手ですね。」と外国の方に言ってしまうことがあります。今回紹介している方達も、同じように「日本語がうまい」と言われることに違和感があるとおっしゃっていました。確かに、住んでいたり、勉強をしていたりする環境の中で、「言語を褒める」というのは、ハラスメントになりうることかもしれないな、と思った一言でもあります。

 

④「こんな英語はないと、怒られた。」

 この言葉は、現在、日本の大学で准教授をされているアメリカ人の方の言葉です。彼は、長い期間、日本語での論文執筆に没頭し、数年ぶりに英語で研究発表をしようと、論文を描いたのですが、提出してみると、「こんな英語はない!」と査読者に怒られたそうです。

 受け身の文章が多かったり、主語をどうしていいかわからなかったり、と色々と問題があったそうです。彼の「もう、僕は、ほとんど日本人だよ。英語忘れた。」という悲しい顔は、とても胸に刺さりました。

 母語が、第二言語に影響を与えるのは、理解できますが、第二言語が母語に大きく影響を与えた例として、とても印象に残っています。

 ちなみにですが、すぐに英語のカンを取り戻したそうで、英語で論文や発表も活発にされています。

 

 

⑤「Istriわたしの、、、」

 アメリカ人研究者で、現在インドネシアでジャワ島で大学教授をされている方の言葉です。彼は、英語、日本語、インドネシア語が堪能なのですが、日本語を話す時に、インドネシア語が出てきてしまうという、不思議な現象がおきます。Istriとは、妻の意味です。

 これは、日露戦争の英雄である秋山好古が、日本語を話していても、フランス語の単語が出てきてしまう、という話に似ていて、「本当にあるんだ!!」と感動しました。

 多言語学習には、よくある話なのでしょうか? 言語学習って面白いな!と思いました。

 

 

⑥「おれは、絶対に日本人と結婚する、と幼い頃から考えていた!」

 現在、日本の大学で准教授をされているポルトガル人の方です。今回紹介する人たちの中でも、一番日本語がうまいかもしれません。故郷では、幼少から天才少年として新聞に載ったりしていたそうで、バッキッバキの知性を持った方です。

 そんなハイパーインテリの彼のモチベーションは、なんと幼少期に見た日本ドラマ、そのドラマで日本人女性の魅力に気がつき、「日本人と結婚したい!!」という目標をたてます。そして、見事に日本人と結婚しているのです。

 少し、ヨコシマな考えで、よくないように見えるかもしれませんが、外国語を学ぶ時には、モチベーションが一番大切ですよね!そんな時、やっぱり異性は大切です!

 大学時代、イギリスで博士号を取得した日本人の先生から、「タカギくん、英語を教わるには、女の子がいいよ。」と言われ、わたしは「女性の方が、話が好きだからですか?」というと、「違う!やる気が出るんだ!」と力説されたことを思い出します。

 

 また、余談ですが、このポルトガル人の先生から「なんで、英語さえできないんだ!」と、酒の席で絡まれたことが、英語を勉強するきっかけになりました。

 

 

 

⑦「ライデン大学だからって、言われたくない。」

 大学院時代に、同じゼミになったオランダ人の大学生の言葉です。彼は、いつも長身にスーツをまとい、颯爽とゼミに現れる、まさに紳士、しかも22歳!若い!

 そして、日本語や日本の歴史や文学についての知識もすばらしい。ゼミの忘年会で、彼と同席したとき、「もしかして、ライデン大学出身ですか?」と、デリカシーのないことを聴いてしまいました。

 ライデン大学は、世界で初めて日本文化を専門的に学ぶことができる教育機関を作った大学です。 

 彼の答えは、「そうですよ!」と。

 わたしは、すかさず「やっぱりライデン大学はすごいんですね!」と、またまたデリカシーのないことを言ってしまいました。

 その時彼に言われた言葉が、「ライデン大学だからって、言われたくない」というものでした。

 わたしたちは、ついつい東京外国語大学だからとか上智大だから、英語が上手い、と考えてしまいます。しかし、オランダ人の彼のように、ノンネイティブで、努力して外国語を学んでいることも忘れてはなりません。

 ノンネイティブで努力し、外国語を身につけるというプロセスには、学歴は関係ない、それなのに。 「おれは、だからダメなんだ」と、戒めを得た言葉でもあります。

 

 

 

 

 今回、わたしの知り合いの方達の、言葉を紹介させていただきました。みなさんの共通点は、努力家であること、そして、お酒が好き(①の方はムスリムなのでその方以外)ということ、あと、日本女性と付き合っ、、、ゲフンゲフン。

 

 

  ちなみにですが、共同執筆者のキャロルさんは、台湾人で、大学の専攻は、日本文化ではなく、趣味で日本語を勉強して、日本留学を果たしている努力家です。キャロルさんの記事もぜひチェックしてくださいね!!

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英検1級対策は、以下のようなものがあります。

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