オニテンの読書会

文化・民俗や、オススメ本の紹介、思ったことも書きます。

ニュースやワイドショーを見ない、わたしの理由

 最近、テレビでニュースやワイドショーを見ないことにしています。以前は、朝起きたら、すぐにテレビをつけ、ニュースを確認するようにしていましたし、夜も、同様に寝る前に、テレビでニュースを見る、そんな生活をしていました。どちらかといえば、テレビが好きな人間でした。

 《目次》

 

 

 そんなわたしが、テレビでニュースやワイドショーを見なくなった理由は、とても単純です。それは、「不機嫌になりたくない」という感情的な理由でした。

 

不機嫌なメディアとしてのテレビニュース

 みなさんは、テレビでニュースを見るとき、受け取っているのは、情報なのか、それとも感情なのか、わからなくなるときはありませんか?わたしが、知りたいのは、「何が起きているのか」、という情報であるはずなのに、気づけば、「これは許せない、悪い」といった感情が乗っかってしまっています。

 しかも、その感情そのものが、テレビのキャスターやコメンテーターの意見によって、左右されてしまっているといった状態が、あるように感じたのです。人によっては、テレビを見て、憤り、そのまま、家族と、床屋政談ならぬ、リビング政談になっているのではないでしょうか。リビング政談そのものは、政治を家族で話し合う良い機会だと思うのですが、語気が荒くなって、家族喧嘩になると、「最小単位の社会でさえも調和がない」ということを、お子さんやご家族に伝えることになってしまいます。

 わたし自身の自戒をこめて、書きたいと思いますが、やはり「情報に、過度の感情を加えること」に危険性を感じているのです。

 

感情を乗せるコメンテーター芸人、空気を読む芸人コメンテーター

 わたしが、ニュースやワイドショーを見なくなった理由として、「コメンテーター」の存在があります。ここでいう、「コメンテーター」とは、対象となる事件やスポーツイベントの専門家ではなく、数秒のコメントをするお仕事の方々です。

 ここで、二つの大別をしたいと思います。それは、《コメンテーター芸人》と《芸人コメンテーター》です。

 《コメンテーター芸人》とは、もともとは、弁護士、学者、小説家などの専門家が、なぜかまったく関係のない事件や物事について、コメントする役割を演じている文化人

 《芸人コメンテーター》とは、本業は、「お笑い芸人」、そしてコメンテーターを務めることになった人

 と大別したいと思います。アメトーークであれば、芸人さんの方が、コメンテーター芸人であると思いますが、ワイドショーの場においては、彼らは、芸人という肩書きをを用いて、上手く立ち回るコメンテーターであり、文化人たちは、コメンテーターの役割を利用し、「コメンテーター芸」で営業しているようにも、見えます。

 なぜ、文化人を《コメンテーター芸人》だと、感じているのか。まず、弁護士や医師などの「専門家」が、自分の専門以外のことをコメントしているという状態への違和感があります。そして、その違和感さえも飲み込んで、さまざまなニュース番組やワイドショーをテレビ局の垣根を越えて、大活躍しています。彼ら/彼女らの、本業は、すでにコメンテーターであり、医師や弁護士とは、ただの資格であるように感じます。

 この文化人枠のコメンテーターたちは、自分の専門分野以外については、論拠となるデータを持たずして、「熱く語る」という芸をもっています。つまりは、とても感情的な、情緒的な言葉を発します。それは、論理的には正しくても、その正しさゆえに、過度に憤ったり、過度に悲しんだりと、その喜怒哀楽の表現の多様さは、芸というにふさわしい、幅広さをもっています。

 それに対して、芸人コメンテーターたちは、とても「場を読む」、「空気を読む」能力に長けた方々です。コメントの切れ味も、すばらしく、短い時間内で、その存在感は、抜群です。ただ、とても重要なのは、彼らのほうが、文化人たちよりも、その場の進行を大切にしているように思えることです。彼らは、あまり攻撃的な発言をしないのも特徴なのだと思います。

 この《コメンテーター芸人》と《芸人コメンテーター》が力を合わせて、「良い番組を作る」というのが、彼らコメンテーターの目標です。では、「良い番組」とは、何んでしょうか?それは、視聴者の目を引く、耳に残る言葉を放つ、番組を盛り上げるということになります。

 つまりは、情報を伝えるのではなく、情報を感情として伝えることなのです。

 そう思ったとき、わたしは、テレビで、ニュースを、ワイドショーを見ることをやめました。

 

ニュースを見なくなってから 

 テレビでニュースを見なくなってから、わかったことがあります。それは、気分が晴れやか、であるということです。

 ただし、新聞や紙媒体で、事件や情報は、こまめにチェックするようになりました。テレビでニュースを見ないようになってから、インターネットニュースも見なくなりました。それは、インターネットニュースも、感情的な物言いが多いと感じたからです。

 そのため、今では、新聞や週刊誌が主な情報源です。もしかしたら、「情弱」といわれる情報弱者であるかもしれませんが、精神状態は、非常に良好です😊

 もちろん、テレビ番組自体は、見ていますし、大好きです。主に、お笑い番組を楽しみにしていますが、他人のマナーやモラルをあげつらう、嫌な人に復讐してスッキリするといった内容の番組も、見なくなりました。

 

 みなさんは、テレビのニュースを、楽しんでいますか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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