読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

オニテンの読書会

思ったことを綴っていこうと思います。

Amazonのcmを作っている人は、きっと勝ち続けてきた人たちだから、弱者の気持ちをわかっていない。

 Amazonのcmをみていると、弱者を如何様に扱うのか、という問題について、人間の根本的な考え方の違いが浮き彫りになっていると思う。弱者を、擬制的に「強者」とみとめることや、弱者に、ささやかな達成感を与え、気持ちを紛らわすなど、本質的な問題に対峙させないようにする、強者の論理が見て取れる。

 

【目次】

 

 

 みなさんは、Amazonを利用していますか?わたしは、ヘビーユーザーです。ですが、どうしても、Amazonのcmが好きになれません。それは、このcmに溢れる「強者の論理」が、わたしの肌に合わないからです。

 「ああ、このcm作った人って、ずーっと勝ち続けてきた人なんだろうな。」とおもってしまいます。

 ヤフー知恵袋にも、Amazonのcmについての質問が多数よせられていました。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 この記事では、わたしが考えた、cmの中に見られる問題点について書いてみたいと思います。

 

 飼い犬に、ライオンのたてがみを

 このcmの放送を開始したのが、すでに一年ほど前ですので、ほとんどの方々が、見たことのあるものであると思います。

 内容は、赤ちゃんがライオンのぬいぐるみが好きなんだけれど、どうしても飼い犬のゴールデンレトリバーを怖がってしまう。気にかけた両親は、ライオンのたてがみを、Amazonで購入、飼い犬がライオンに扮することで、赤ちゃん大喜び。という内容になっています。

 ここでは、すでにライオン>飼い犬という、価値観をみることができますし、なにより犬の気持ちになれば、この問題点は明らかです。それは、「犬」そのものの、価値を全く認めていないことです。

 犬目線で考えてみれば、「ありのままの、わたしを愛してくれていない」という状況です。映画「マスク」や「変態仮面」でも、好きになった女性が変身後の自分を好きになったのではないか、実際の自分を好きになってくれていない、と悩むシーンがあります。この飼い犬も、結局好きになってくれているのは「ライオン」だと気づくに違いないのです。

 また、この思想を極大化すれば、差別を受けていた人種の人々を「名誉○○人」として認める、といった、とある大国の思想につながるものとなるでしょう。

 わたしとしては、解決策として、ライオンのたてがみを犬に送るのではなく、ゴールデンレトリバーのぬいぐるみを赤ちゃんにプレゼントしてほしいな、とおもいました。

 困っている人にたいして、変身させるのか、それとも、その人そのものの価値を認めてあげようとするか、考え方に根本的な違いがあるのです。

 

 

 ポニーに、フラフープを

 ライオンのたてがみのcmの後に、放送されているポニーのcmにも、その強者の論理が見て取れます。

 このcmの内容は、ポニーが主役で、他の馬が飛び越えている障害物を、このポニーが飛び越えることが出来ず、気を病んでいるところを、飼育員の女性が、フラフープをAmazonで購入、ポニーも一緒にフラフープを飛び、一件落着。という内容になっています。

 わたしが思う、このcmの違和感は、なぜこの飼育員さんは、障害物を越えやすくするための階段や台ではなく、フラフープを買ったのだろうか、ということです。

 ポニーの目線で考えれば、目先の簡単な障害をクリアするのではなく、馬が飛び越えているその障害物を「自分も」飛び越えたいのではないでしょうか?

 これは、人間においても同様です。たとえば、学生時代に、生徒に問題を解けないという理由で、他の生徒が取り組んでいる問題を解かせず、とても簡単な問題だけを、その子に与えるということは、劣等感や焦燥感につながるものです。そうした解決方法は、いつか解けるようになるという「段階的」であるべきであると思います。生徒が求めているのは、簡単な問題ではなく、他の友人たちが解いている問題に対するアプローチやヒントを与えることなのではないか、と思うのです。

 こうした考え方は、大人になっても続いていきます。弱者には、弱者なりの贅沢を与えることで、大きな不満を抱かせないようにする。といった方法が、現実世界においても見られるでしょう。

 

 敗け続けた人生から

 Amazonのcmを見ながら、「そこは、違うだろ」と思ってしまうのは、人に嫌われがち、負けがちな人生を歩んできたからなのかもしれないな、と考えてしまう部分もあります。それは、犬がライオンがたてがみをつけるように、友人に溶け込もうとして、あるキャラクターを演じたり、ポニーがフラフープを飛ぶように、勉強についていけずに簡単な問題を解いていた自分に対する、嫌悪に近いものがあるのかもしれないと、思った今日この頃でした。

 

 

TOEI LIGHT(トーエイライト) スペースフープ T2653 直径75cm、90cm ジョイント式 持ち運び簡単

TOEI LIGHT(トーエイライト) スペースフープ T2653 直径75cm、90cm ジョイント式 持ち運び簡単

 

 

 

 

 

 

 

Ads