オニテンの読書会

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ギャンブル依存だった私を救ってくれたもの。ーギター教室、1日1冊読書、語学学習ー

 わたしは、ギャンブル依存症でした。20代前半のほとんどをギャンブルに費やしました。今日負けても、明日勝てばいい。勝てば、負けた分も返ってくる。買った日は、ご飯を贅沢したり、欲しかった物を買ってしまう。負けても、目をつぶる。

 ギャンブルをしていた頃の自分の生活を思い出しますと、今でも「なんでそんなことを」と恥ずかしくなってしまいます。しかし、「やめたくても、やめられない」という気持ち、依存という感覚は、今でも恐ろしい思い出でもあります。

 今回は、わたしが、ギャンブル依存症を克服した(やめ続けているというのが正確ですが)、きっかけについて書いていきたいと思います。

【目次】

 

パチンコとの出会い

 初めてわたしが、ギャンブルをしたのは、学生時代、友人と一緒に行ったパチンコ店でした。その日、たまたま座ったパチンコ台、たしか「華原朋美とみつばちハッチ」という、可愛らしい台でした。何の気なしに、座った台で、わたしは3万円も勝ってしまったのです。しまった、というのは、これからズルズルとギャンブルの道に突き進んでしまったからです。

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 その日から、わたしは毎日パチンコ店に通いつめることになりました。雨の日も風の日も、授業の合間に、バイトの後にも、パチンコ店へ。

 それだけなら良いのですが、1年後くらいから、授業やバイトを休んででも、パチンコ店に行ってしまう。そんな自制のきかない状態になってしまったのです。

 大学はギリギリ卒業できたのですが、それは就職後も続きました。仕事終わり、休日は、パチンコ店で過ごす。社会人になったから、学生に比べ多くのお金が使えます。勝てば、遊びや買い物、負けても、ギャンブルで勝てばいいと考える、完全に負のループに入っていました。

 自分でも、「このままではいけない」、と考えるようになったのですが、それでも、やめられませんでした。貯金はなし、気づけばカードローンに手を出していました。

 その頃、付き合っていた彼女(現妻)に、泣きながら「やめたい」と電話したことを覚えています。

 しかし、やめられませんでした。

 

 

突然、やめることができた。

 社会人になって、2年ほど経った25歳、完全にギャンブルに夢中になっていたわたしに、突然、ギャンブルをやめるチャンスが訪れました。

 それは、ただ、気がついたことからでした。

 ある日、パチンコをやりながら、ふと気がつきました。

 「俺は、80歳になってもパチンコしているのか?」

 80歳でパチンコをするのは、良いと思います。しかし、60年やり続けるのは、レバーをひねることだけなのか、と考えてしまったのです。

 レバーをひねることに、20代から60年を費やす必要があるのだろうか。

 一生かけても、パチンコはパチンコじゃないか、と。

 

 もし、フランス語の勉強だったらどうだろうか、60年あれば、翻訳くらいできるのではないか?フランス語なんて上品なものでなくてもいい、なんか60年やれば、ものになるのではないか?

 と、パチンコをしながら、ぐるぐると頭が回り始めました。

 

 少年時代、やってみたかったことはなんだろう?

 ギターだ。ギター教室に行ってみよう!!

 

 ということになり、パチンコ店を出て、すぐさま、ギターを買いに行きました。 

   このギターが、中古で3万円くらいで売っていたので、即購入しました。

 

 

ギター教室・読書・語学

 ギターを買った次の日には、ギター教室に電話して、月5回のレッスンを受けることになりました。1回6000円なので、かなりの出費でしたが、パチンコで1回負けたくらいなので、その時は、まったく気になりませんでした。

 毎日、ギターの練習に打ち込みました。パチンコ店に行っていた時間を、ギターの練習に当てることになったのです。

 毎日、練習し、先生に見てもらう。こうした環境が一年続いた時、気づけば、パチンコ店に行きたいという感情もなくなってきました。外に出る時は、基本的にギターを担いでいるので、パチンコ店には非常に入りにくいのも、よかったのかもしれません。

 ギターの練習を続けながら、始めたのが、一日一冊本を読むという修行みたいなことを2年ほどやりました。ひたすらに読み続け、徐々に読書の楽しみ方がわかってきた頃、「もう一度勉強したいな」と思うようになりました。

 そして、英語の勉強も開始しました。就職した先も、英語を使い機会があり、ときどき、アメリカ人の人々と話す必要がありました。この機会に、英語も勉強してみようと、高校時代から使っていた教材を引っ張り出し、勉強を開始したのです。

 

 こうして、ギター・読書・語学という三つの趣味がわたしの生活の中心になりました。これらを続けて、2年ほど経つと、パチンコ店にトイレを借りに行っても、うるさくて入ることもできなくなってしまいました。また、タバコも吸わないので、臭いも辛くなっていました。

 

 わたしの、ギャンブル依存との戦いは、とてもシンプルなものです。中毒する、依存する先が、ギターや読書に変わっただけなのです。ですから、依存自体から抜け出したのかは、わかりません。しかし、それを続けることで、何か生み出すことができる趣味に依存しているのと、金銭感覚を狂わせ、時には、人間関係も壊してしまうギャンブルを続けるのかは、大きな差異があるのではないでしょうか。

 

 今回の記事では、自分のギャンブル依存症とその克服について書きました。

 悩んでいる方がいらっしゃったら、ぜひ、楽しい趣味を見つけてみてください。

 

 このチェックを、以前のわたしの行動を思い出して、やってみたんですが、完全に依存症でした。

ギャンブル依存症チェック|ギャンブル依存症治療の専門病院 大石クリニック

 ギャンブルをたしなんでいるみなさんも、ぜひチェックしてみてください。