オニテンの読書会

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学振(DC1)に落ちた時に、するべきこと。

 この記事を読んでいる方は、日本学術振興会特別研究員(DC1)を申し込んだ、もしく、申し込もうか迷っている方だと思います。申請してから、結果が出るまで約半年、心身ともに疲弊している方もいらっしゃるかもしれません。

 今回の記事では、もしも、学振(DC1)の申請で、不合格となってしまった場合に、するべきことを、わたしなりに考えましたので、参考にしていただければ幸いです。

この記事では、あくまでも学振(DC1)の申請、そして日本学生支援機構第1種奨学金の貸与を受けている学生を対象としております。)

 

【目次】

 

  

 

①来年も、申請すると決める!!

 まず、来年も申請すると決めてください。DC1に申請した方なら、DC2の申請を出す、と心に決めてください。

 なぜ、私が、こういうかと申しますと、多くの方が、一回落ちたことにより、もう二度と学振にチャレンジしなくなってしまうからです。わたしの雑感ですが、半分近くの人が、断念します。そして、学振のアンチになります。「学振なんかもらっても。。。」とか、「学振だけじゃないでしょ。。。」とか、「あいつ学振もらってるくせに。。。」などの発言をいうようになります。自分も、申請したのに。

 これは、非常に不毛です。学振や奨学金は、もらえるだけもらった方がいい。これからの研究生活を考えれば、もらって損があるはずがない。

 海外の学会にでるのも、国内の図書館を訪れるのも、研究費でまかなえますよ!!

 ということで、来年も、学振(DC2)に申し込むぞ!と、心に決めてください。そして、博士課程入試に向けて、修士論文も気を抜かず、頑張ってくださいね!!

 

②貸与型奨学金返還免除の準備をしよう!!

 少し先の話ですが、日本学生支援機構第1種奨学金返還免除の申請があることを忘れずに、学会や研究会での発表や、修士論文をまとめて論文にとして提出する準備をしてください。詳しくは、他記事にタイムスケジュールを書いておりますので、ぜひチェックしてくださいね。

www.oniten-yomu-book.com

 

③申請書を手直ししよう!!

 来年度の申請に向けて、申請書の手直しをしていきたいと思います。

 不合格の学生の申請書を見ると多くの共通点があります。それでは、不合格者に共通するミスを書いていきます。

 

1. 定義がない、もしくは、ものすごく曖昧

 どんな研究であれ、自分の研究の対象となるもの、そして、研究分野における自分の位置付けを明らかにするには、各用語の「定義」が必要です。それは、カギカッコを使って、正確に表す場合もあれば、説明を付与する形で定義するものもあります。

 たとえば、

・〇〇時代からxxを中心に普及した「▲▲」は、・・・

・▲▲は、〇〇おいてはxxとして考えてられてきたが、・・・

 

など、文章の中で、その用語の意味、できれば、学術的な定義、位置付けを各用語につけていきます。

 この作業は、一見意味がないよに感じられるかもしれませんが、読む先生方は、プロです。プロが、納得するような語句の使い方ができているかも、重要なのです。

 とくに、文系分野では、その一語が、研究のスタンスや学閥を表す語彙もありますので、その一語を如何に自分が理解し、援用しようとしているかも、明らかにしてください。

 

2.研究資料や研究方法が曖昧、もしくは、謎

 研究資料や研究方法について、書かない人はいないとは思いますが、曖昧になっていないでしょうか?

 研究資料や、研究方法は、先行研究の《穴》を突く、または、新たな発見の為に、必要なもののはずです。ですから、先行研究では見落とされてきたことや、新たな見地から、要請されるものであるはずです。

 しかし、その必要性に言及せず、突如研究資料を提示し、こうやって研究します、と宣言していませんでしょうか?

 この場合、研究資料や研究方法は、あくまでも、先行研究に基づいて、かつ、その穴を補強する為にあるように書く、もしくは、先行研究では扱いきれなかった事実を詳らかにするために、必要であると書かなければなりません。

 

3.研究業績と内容があっているか?

 研究業績(なければ、修士論文)と、申請書の内容は対応していますか?申請書を書くにあたって、重要なのは、その論理構成であることは、明らかですが、この申請書を書く場合には、その構成が、研究業績に対応していることが望ましいと思います。

 学会や研究会での発表や論文が、どの研究結果や問題関心と対応しているのか、を明らかにして書けば、読み手である先生方にも、業績と研究の目的を認識しながら読んでいただくことができるのです。

 例えば、各研究関心や結果に、業績に対応する番号をふるなど、研究と業績がともに積み重なっている印象を与えられるように工夫してください。

 研究と業績が、対応することを強調することによって、研究とともにそれを発信する気概がある学生であることをアピールしてください。

 

この三点は、必ずチェックしてみると良いと思います。

 

今回の記事では、学振(DC1)に不合格になった場合に、わたしがするべきことと考えたものを書きました。

 学振の詳しい書き方については、

www.oniten-yomu-book.com

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