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オニテンの読書会

思ったことを綴っていこうと思います。

乾くるみ『イニシエーション・ラブ』とくりぃむしちゅー上田さんの若気の至り

 みなさんは、乾くるみ著『イニシエーション・ラブ』を読んだことが有りますか?小説はベストセラー、そして映画化までされた作品です。今回の記事では、この作品の内容ではなく、ベストセラーになるきっかけについて少し、思うところを書きたいと思います。

 

小説の内容 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

「僕」がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 小説は、人が大人になるためには通過儀礼のような恋があるという、惚れた腫れた恋物語なのですが、最後に驚愕のトリックが明らかになり、「必ず二回読みたくなる」という内容だそうです。

 正直、わたしは、小説のちょうど半分くらいで、オチが読めてしまったのです。

 なぜ、わたしが、そんなに早くオチがわかったのか。それは、この本がベストセラーになった経緯を考えれば、簡単なことだったのです。 

売れるきっかけ

 この本が売れるきっかけとなったのは、くりぃむしちゅーの有田さんが、2014年にテレビ番組で、紹介したことがきっかけでした。10年もまえの小説が突然売れ出したこの現象は、当然注目を集め、話題が話題を呼び、ベストセラーとなったのです。

 

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 こうした記事でも明らかなように、くりぃむしちゅーの有田さんによる紹介が起爆剤となったのでした。

 しかし、なぜ、この本を、有田さんが紹介したのか?、ということが、いちファンとして非常に気になりました。 

 

有田さんは、なぜ、この本を紹介したのだろうか?

 この『イニシエーション・ラブ』を読み始めて、すぐに、違和感を感じました。既視感、というか、既「聴」感があるように感じたのです。そして、この本を読み進め、半分ほどページを進めたとき、それが確信に変わったのです。

 これ、上田さんの若い頃の話、そのままじゃないか?

 わたしは、「くりぃむしちゅーのANN」の大ファンだったのですが、くりぃむ有田さんが、上田さんの若い頃の「非道」を責めるときにする話と、同じだったのです。

 (オチがわかってしまうと、何にも面白くもない話ですので、ここには書けませんが、最初のページと、真ん中のページと、最後の見開きだけを見れば、話の内容の99パーセントはわかると思います。)

 

 と、考えると、なぜ、くりぃむしちゅーの有田さんが、この本を紹介した理由がわかるような気がしました。それは、相方をおちょくる気持ち、ANNリスナーに対する合図、そうしたものが入り混じった気持ちだったのではないでしょうか。

 小説そのものよりも、くりぃむしちゅーを理解する上で、必要な資料だと感じました。

 一刻も早い、くりぃむしちゅーのANNのレギュラー放送「再開」を心待ちにしながら、こんなことを考えました。(熊本駅前のホテルから)

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