オニテンの読書会

文化・民俗や、オススメ本の紹介、思ったことも書きます。

無職で結婚できました。 結婚直前で考えた三つの問い

 わたし(30代、男性)は、6年前に無職で結婚しました。4年間勤めた仕事を辞めて、1年間たったころでした。その当時、わたしが定職につくような様子はなかったので、妻の勇気には脱帽です。私たちの結婚は、授かり婚ではありませんでした。

 現在は、わずかばかりの給料をいただいてはいますが、無職で結婚できたことは、わたしにとって、大きな自信になりました。

 

 結婚を目の前にしたわたしは、結婚という『非日常的行為』を日常の一部分に落とし込むために、何個かの問いを考えました。今回は、その問いをご紹介したいと思います。

 

 次の話を、みなさんは、どうお考えになりますか?

ある蚤の市で、100円で売られていた壺を気に入り、購入。調べてみると、100万円もする壺だった。しかし、気に入ったものを手放す気にはなれず、家で大切に保管することにしている。

 わたしは、「よく結婚できたね。奥さんと、奥さんの親御さんがすごい」と言われると、決まってこの話をすることにしています。

 みなさんは、この話で誰が重要であると思いますか?

 壺を作った作者でしょうか?それとも、壺自体でしょうか?購入した人でしょうか?

 わたしが壺でしょうか?妻が壺でしょうか?

 

 

結婚マーケットでの「あなた」は?

 この話に答えは、ありません。選んだ人がすごいのかというと、自分では、その価値(値段を知る)ことはできていないのです。ただ、愛着によって、その壺を購入していることに意味があると思います。

 この話の中の、「壺を見る、気に入る」とは妻や夫という配偶者を選ぶ過程に置き換えられると思います。

 蚤の市は、結婚市場です。結婚市場といっても、人生そのものが結婚市場と言い換えることができると思いますし、大学などは、日々が集団コンパであるとも言えるのではないでしょうか?

 そして壺の作者とは、両親に当たると言えます。この両親がいなければ、壺そのものが存在しないのです。ただし、作者自身が壺を売ることはあまりなく、蚤の市に出品されるのが、一般的なようです。

 壺は、時には高値、または安値で取引をされます。これは、誰が作ったのか、どこ出身なのか、いま人気なのか、という要因によって値段が変わります。

 年収や、学歴、ルックスなどで、すでに自分の手の届かない存在となっている思いびともいらっしゃるかもしれませんし、それに見合うような対価を自分に持ってらっしゃる人もいるのでしょう。

 

 わたし自身は、高価な「壺」ではなかったようなので、妻には申し訳ないですが。

 

犬だとしても好きか?

 しばしば、思うのですが、「なぜ、人は人を好きになるのだろう」と考えてしまいます。そこで、「なぜ、この猫は、他の猫と違って、こんなにも愛おしいのか」という問題も考えてみたくなります。

 わたしは猫を10匹ほど飼った経験があるのですが、猫によって、親近感がわく猫と、そっけなくしてしまう猫がいました。人間関係も、実は、言葉が通じなくても、気が合うことがあります。海外で、言葉が通じなくても、友人ができる、そんなことはザラにありますよね。わたし自身も、マレーシアに行った時、言葉がほとんど通じないのに、友人となり、結婚式に参加したことがあります!

 そこで、思い切って聞きたい質問は、

魔法使いに、あなたが犬or猫にされてしまった時、どうやって可愛がってくれるのか?

 

 このバカバカしい質問は、大きな問題をオブラートに包んだものです。わたしたちの生活は、危険がすぐ隣にあるのです。病気や怪我によって、自分の姿がかわる。言葉や意思の疎通がとることができない。そんな状態になった時、パートナーは、 あなたは、相手になにができるのでしょうか。

 そこには、存在に対する愛着が、大切なものとなるのです。

 このことについては、前にブログで書かせていただきました。 

www.oniten-yomu-book.com

 

車を頻繁に乗り換える人、乗りつぶす人 わたしはどちらか?

「車を頻繁に乗り換える人もいれば、乗りつぶす人もいるなぁ。それって、恋愛に近いなぁ」と思うきっかけになった事件がありました。

 それは、前の職場の上司なんですが、彼はバツ3でした。そして、彼は、2年に一回必ず車を買い換えるのです。

 もちろん、クルマ好きな方や、乗り換える習慣がある方が、別れやすいなんてことを言いたいのではありません。ここで、わたしが言いたいことは、何かと付き合い続けることができるだろうか、ということです。

 車は乗り続ければ、ガタがきます。それでも、乗り続ければ、レストアしながら、調子をみながら、愛車を維持しなければなりません。そして、その後には、パーツを探し出すことも難しくなり、修理さえもできなくなっていくのです。

 

 結婚では、最終的にパートナーが、老いさらばえていく姿をみることになります。変わり続ける相手を見続け、となりに寄り添う行為が、結婚なのではないか、と思うのです。

 

 今回は、結婚をする前に、自分で結婚について自問する時に考えた、結婚を日常の中に落とし込むための問いを紹介させていただきました。

 わたしにとって、結婚は非日常でした。想像さえできない不思議な行為でした。そして、結婚生活は、日常になりました。

 今回は、無職で結婚に至る経験談を書こうかと思ったのですが、筆が進んだ方向で、こんなことになりました。機会があれば、無職結婚での「妻の名言」、「妻の親御さんの言葉」などを紹介できたらいいなと思います。

 

 

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