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オニテンの読書会

思ったことを綴っていこうと思います。

お金をもらいながら、大学院で勉強しよう!!② (学振DC1獲得 & 貸与奨学金返還免除)

前回の記事では、日本学術振興会特別研究員DC1と日本学生支援機構第一種奨学金「特に優れた業績による返還免除」の概要、そして大学院・研究室選びの条件としての獲得資金について書かせていただきました。

www.oniten-yomu-book.com

 今回の記事では、奨学金返還免除の認定・特別研究員DC1の採用に向けた修士課程一年目のスケジュールについて書きたいと思います。

 

◉返還免除申請と特別研究員DC1採用に向けて、「何を書くかを知る」

 ここでは、それぞれの「何を書くか」から、逆算して修士課程一年目の過ごし方を提案させていただきたいと思います。

 

 

 返還免除申請の書類作成(提出時期:修士課程2年目の1月〜2月)

  返還免除の申請書は、非常にシンプルで、メインとなる書類は1枚表裏のみとなります。書く内容も、表面に大学院での研究内容、そして裏面に「特に優れた業績の要旨」となります。重要なのが裏面の「特に優れた業績の要旨」です

 ここでは、修士論文、国内学会発表、国際学会発表、学術論文、授業の成績、そして研究や教育の補助業務まで書くことになります。できれば、この裏面の「業績の要旨」の全行を埋めたいところです。特に、研究や教育の補助業務は、申請者がTA・RAの採用を受けただけでも、業績として認められるので、こうした大学でのアルバイトの種類は、気をつけて確認してください。

 また、論文や学会発表については、それぞれ内容をA4用紙1枚にまとめた要旨の提出を求められます。論文執筆や学会発表を頑張れば頑張るだけ、つらいので、早めに準備しておくと良いと思います。

 返還免除申請での、最重要ポイントはズバリ業績になります。

 

 参考として、細かくまとめられていたので、九州大学の「申請の手引き」を添付しておきます。 https://www.kyushu-u.ac.jp/f/5921/H27tebiki.pdf

 

 特別研究員DC1の採用申請(提出時期 修士課程2年目の5月〜6月)

 特別研究員DC1の採用申請は、もう少し複雑になります。現在では、インターネット上でのweb申請になってますので、申請には、指導教官のみならず、大学の総務係の方との連携も重要になります。

 前回の記事でも書きましたが、大学側や指導教官が特別研究員の採用について多くの経験があるかないかは、申請書を書く時点で既に大きな差を生み出します

 申請書は全部合わせると、学歴や所属研究室等について記入する「申請者情報」(1-2ページ)、そして研究内容を書く「申請内容」(7ページ)あり、そして博士課程での受け入れ教官からの「評価書」(2ページ)があります。

                (https://www.jsps.go.jp/j-pd/pd_sin.html

 「申請内容」では、現在までの研究状況、これからの研究計画、研究目的・内容、研究の特色・独創性、研究業績、自己評価などを詳らかに記述しなくてはなりません。特別研究員の採用では、あくまでも「研究」そのものが評価されます。また、受け入れ教官からの「評価書」は、かなりシビアに書かれることもありますし、研究に打ち込んでいないような学生に、A4用紙2ページ分の文章も書きたくないでしょうから、やはり研究に打ち込んでいないと、書いてさえくれない状態になります。

 特別研究員DC1採用申請では、自分の研究位置(先行研究に比べて。その学問分野全体の中で。)を明確に記述すること、業績欄を空白しないこと、そして受け入れ教官からの評価が重要になります。

 

◉奨学金返還免除&学振特別研究員DC1採用に向けてのスケジュール管理

 修士課程は2年ですし、返還免除やDC1の採用申請も修士2年なので、「M2になってから頑張ろう」と思った方は、もう手遅れだと思います。

 なぜなら、特別研究員DC1の採用申請は、2年目の5月にあり、これにスケジュールを合わせるとしたら、むしろ修士1年目にどれだけ頑張れたかが重要になります。

 ちょっと、棒線で作ったスケジュールを見てみましょう 

 

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 こう見てみると、かなりスケジュールが詰まっていることがわかりますね。特に修士論文の執筆を考えると、特別研究員DC1の申請が終わったら、すぐに修士論文の構成や題目を検討しなければならないのです。

 

そこで、無理のない修士1年の過ごし方をご提案したいとおもいます。

 

◉無理のない修士1年の過ごし方(若干の無茶はします。)

 積極的に研究会に参加しよう!!

 「研究会は、自分の研究が定まってから」と思う方もいると思いますが、ここは勇気を持って研究会に参加することをオススメします。積極的に参加する修士1年生は、珍しいので、研究会のみなさんも歓迎してくれると思います。

 また、なんといっても研究発表や論文執筆、TAやRAのチャンスを回してくれる場合もありますので、できるだけ興味を持った研究会には顔を出しておくと良いと思います。

 

 修士1年の夏までに、修士論文の構成を完成させよう!!(脳内でヨシ!)

 多くの修士課程の院生が、修士論文の構成を修士2年の秋になって悩んでいますが、それでは、特別研究員DC1の採用申請にも間に合いませんし、修士2年の5月までに、研究発表や論文執筆を終えることはできません。そこで、先手を取り続けることが重要になります。前記した棒線のスケジュールを見ていただければわかりますが、授業の合間を縫って研究を行うことになる修士課程では、大きく時間を取れるのは夏休みや冬休みだけです。ただ、修士1年の冬休みでは、遅いとおもいます。業績や、特別研究員採用申請の研究内容を書くにあたっては、すでに確固たる研究方針や特色を示す必要があるのですから。

 そのため、できるだけ早く研究のテーマ、分析方法、章構成を、なんとなーくで良いので、脳内に描いておくのが良いと思います。ある程度の方向性が決まれば、指導教官や先輩と相談したり、研究会に参加することで、イマの研究分野の流れを理解し、その中で自分の研究を位置付けることが可能になります。

 

 絶対に講義・ゼミの手を抜くな!!

 ここまで、かなり研究に猪突猛進でしたが、絶対に講義やゼミで手を抜いてはいけません。私の経験ですが、例えば、ゼミのレジュメは、その人のセンスや研究そのものを表しているように感じます。それは、その人の研究内容とまったく異なる分野に関するゼミであってもです。情報処理能力や構成力については、先生方はゼミや講義での質疑で見ています。

 先に示したように、特別研究員DC1採用申請や返還免除申請では、指導教官からの評価書や推薦書が重要になります。ゼミや講義を通して先生方の研究方法や、視点を盗み、自分の研究に還元する。そういった努力も大学院生活では重要になるのです。

 

 

ここまで、特別研究員DC1採用申請と第一種奨学金返還免除申請に向けての大学院の過ごしたについて書きました。なかなか大変ですが、努力する価値はあります。充実した研究生活を過ごしたいものですね。

 

書き方の参考に、この記事もどうぞ!

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