オニテンの読書会

文化・民俗や、オススメ本の紹介、思ったことも書きます。

スキージャーナル社、『剣道日本』との思い出

先日、スキージャーナル社の倒産が報道されました。わたしは、そのニュースを妻からのラインで知りました。言葉がありませんでした。わたしの人生で、出版社が潰れてこれほどまでにショックを受けるのか、と不思議なほどに。 www3.nhk.or.jp わたしにとって…

「弱者を作り出してはいけない」と考える人たちー巨大なセカンドレイプ社会に思うことー 2017年の雑感

今回の記事では、わたしが2017年に感じたこと書きました。 《目次》 「いかに弱者になるかの時代」から、「弱者を消す時代」へ 相撲、政治、LGBT、貧困ー弱者はいないことになるー 弱者はいる、ということ。 いま、自問すること。 「いかに弱者になるかの時…

英単語ノートの作り方 ー対戦闘用と日常用ー

みなさんは、外国語を学ぶとき、単語や文法をノートにとっていますか?わたしは、すこし古風?な方法かもしれませんが、単語ノートを作るのが習慣になってまして、趣味でペーパーバックを読むときにも、わからない単語はできるだけ辞書で調べて、ノートに書…

落ちぶれたエリートがスターバックスで見つけた幸せとは? おすすめの洋書のご紹介 ーHow Starbucks Saved My Lifeー

人生には、思わぬ落とし穴が つきものです。どんなエリートでも、どんな平凡な生活をしていても、その日常は突如目の前から消えてしまう。日々の生活には、そんな不安がつきまとってきます。 今回、ご紹介する洋書、How Starbucks Saved My Lifeの作者は、裕…

英検1級二次面接のスピーチを攻略 ー2週間で、ギリギリ間に合う方法をご紹介ー

この記事は、英検1級の二次面接(2分間スピーチ)に向けての準備方法について、書いております。とくに、一次試験に合格して、まったく準備していないよ、二週間しか時間がないよ!!っていう方を対象にしております。 私自身、一次試験合格してから、二次面…

ホログラムな彼女とダッチワイフな彼女、そして僕は人造人間ー『ブレードランナー2049』と、『ラースと、その彼女』を考える。

先日、『ブレードランナー2049』を観てきました。前作の『ブレードランナー』から30年後の世界を描いた作品ですが、前作との大きな違いは、少々ネタバレになってしまいますが、「産むこと」、そして「居ること」であったと感じました。 今回の記事では、『ブ…

やりなおし英語では、すぐに英会話学校に行かないで!!

わたしは、20代後半から英語の勉強をやり直し、3年後に英検1級を取ることができました。それにより、ドイツやシンガポールなど、ハーバード大学やオックスフォード大学で博士号をとっているような世界的なエリート達と出会い、交流することができるようにな…

台湾の「即身仏」に会いにいこう ー肉身菩薩への祈りー

みなさま、台湾にも「即身仏」があることはご存知でしょうか。 今回は台湾の「即身仏」について、少し紹介していきたいと思います。 (写真も添付していますので、ちょっと怖いと思う方はお気をつけてください) 【目次】 「即身仏」と「ミイラ」 台湾の「肉…

台湾の『君が代』ー『君が代』を歌う祖母ー

こんにちは。台湾出身、日本在住のキャロルです。今回は、台湾における「君が代」のお話をしたいと思います。 【目次】 祖母が「君が代」を歌えるか、聞いてきた 「君が代」形成を知る 台湾の「君が代少年」ー植民地支配と『国歌』ー 「君が代」を歌う祖母 …

「だから、神を信じた方が良い」の説明が、まったく納得いかなかった話。

みなさんは、神様や仏様の存在を信じていますでしょうか? わたしは、特に宗教を信じてはいませんが、神様はいてもいなくてもいいなぁ、と思ったり、いた方がいいんじゃないか、と思ったりと、無神論者とも言い切れない曖昧な立場です。 でも、毎年初詣には…

ギャンブル依存だった私を救ってくれたもの。ーギター教室、1日1冊読書、語学学習ー

わたしは、ギャンブル依存症でした。20代前半のほとんどをギャンブルに費やしました。今日負けても、明日勝てばいい。勝てば、負けた分も返ってくる。買った日は、ご飯を贅沢したり、欲しかった物を買ってしまう。負けても、目をつぶる。 ギャンブルをしてい…

学振(DC1)に落ちた時に、するべきこと。

この記事を読んでいる方は、日本学術振興会特別研究員(DC1)を申し込んだ、もしく、申し込もうか迷っている方だと思います。申請してから、結果が出るまで約半年、心身ともに疲弊している方もいらっしゃるかもしれません。 今回の記事では、もしも、学振(D…

腐女子的、政治解釈ー台湾の政治には、喧嘩も、愛もあるー

台湾の国会や議会と聞いて、みなさんは何を想像しますか? 日本の皆様の中には、「国会乱闘」が思い出す方も多いのではないでしょうか。 これは今年の7月、政府の新しい大規模投資計画、「前瞻基礎建設計画」の予算案の審議を行う際に、野党の国会議員たちを…

本を読むことで、本を買うことが出来た。

文系おじさんとして、このブログをはじめた理由の一つに、「本を読むことで、本を買う」ことは出来ないか、という目標がありました。 わたしにとって、読書は、職業的にも、趣味としても、生活の中になくてはならないものなのですが、本を買うのは、もちろん…

台湾のゲイコミュニティを描く『孽子』〜1970年代の青春と同性愛〜

2017年5月24日、台湾では大法官会議において、同性愛者の結婚制限は違法だという判決を下りました。反対する人々も多くいましたが、同性婚を社会的に認めるに大きな一歩としてとらえられています。 今回は1970年代台湾のゲイのコミュニティを描いた小説、『…

戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』をめぐる二人の《作者》の物語

戦後最大の奇書と呼ばれる『家畜人ヤプー』を、みなさんは読んだことがありますか?わたしは、この作品の「見ちゃいけないものを見てしまった、でも、また見たい」というような感覚に圧倒されてしまいました。 「『家畜人ヤプー』の作者の正体は、誰であるか…

本が溢れてくる瞬間に。 インプットとアウトプットの境界線に立って。

みなさんは、本を読んでいる途中で、突然読み進めることができなくなってしまうことはないだろうか。わたしは、月に10冊から20冊ほど本を読むのだが、5〜10冊ほど連続して読むと、吐き気や怒りにも似た感情が沸き起こり、本を読み進めることができなくなって…

何も起きない探偵の物語。ポール・オースター『幽霊たち』

【108円本屋大賞】 某大手古書店チェーンに存在する100円均一棚。それは、売れ残り、値段が下げられ続けた本たちが、最後に行き着く、最果ての地である。しかし、そんな棚にも、傑作、名作が眠っている。そんな本を救い出し、読み、人に勧めたら、、、 と…

盲目の少女が、《見た》残酷な真実とは? ジッド『田園交響楽』

【108円本屋大賞】 某大手古書店チェーンに存在する100円均一棚。それは、売れ残り、値段が下げられ続けた本たちが、最後に行き着く、最果ての地である。しかし、そんな棚にも、傑作、名作が眠っている。そんな本を救い出し、読み、人に勧めたら、、、 と…

勉強禁止の家に生まれて。

わたしは、勉強をしていると妨害される家に生まれました。理解しにくいとは、思いますが、中学生や高校生の頃は、家で勉強していると「勉強なんかするな」と親に、とくに父に言われたのです。定期テストも、勉強していれば、「勉強なんかしなくていい」と父…

台湾の「民間療法」と「精神病院」を考える場所:龍発堂

この前、台湾鉄道で台湾南部の「高雄」から「台南」まで移動しました。 両地の境で、一つ不思議な建築をみかけました。 看板には、「龍発堂」と書いてあります。 〈写真1〉龍発堂写真(写真出典:●) 台湾では、龍発堂はほぼ「精神病院」とイコールとなって…

ムスリムとの共同生活を描いたマンガ『サトコとナダ』 おすすめマンガの紹介です。

みなさんのムスリム(イスラム教徒)へのイメージは、どんなものでしょうか?「わからない」、「寡黙そう」、「こわい」、結構ネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 では、ムスリムと一緒に仕事をしたり、住んだことがあ…

旅メモのすすめ! 写真には残らない思い出の作り方。

みなさんは、旅の思い出をどうやって残していますか?「写真をいっぱい撮る」という方も多いのではないでしょうか。 わたしは、旅行に行く際は、メモ帳をもっていき、訪れた場所や日時を少しずつ書くことにしています。面倒臭いと思われるかもしれませんが、…

ブログ初心者がニュースサイトに記事を掲載してもらって思ったこと。 方法や感想について

ブログを初めて半年が経ちました。これまで、ニュースサイトで10回ほど掲載していただいたのですが、それについて思ったことを書いてみたいと思います。 わたしと同じブログ初心者の方に参考になったら、と思っています。何年もブログを運営されている方にと…

Dunkirk Spiritって何? Brexit時代の映画「ダンケルク」

映画「ダンケルク」の公開が2017年9月9日に迫っています。 わたしは、シンガポールで一足早く、7月20日の公開初日に鑑賞してまいりました。 (シンガポールでは公開初日ということもあり、満席となっていました。) 今回の記事では、映画「ダンケルク」の舞…

河童について勉強してみよう! めざせ!妖怪検定!⑥

「日本には、どんな妖怪がいますか?」と聞かれたら、恐らく「河童」と答える人は多いでしょう。 妖怪検定の中にも、「河童系」の妖怪という難関がありまして、地域によって似ているような名前の「河童系」の妖怪が非常に紛らわしいのです。 その恐ろしさを…

『日本の刺青と英国王室』:転々とする文明と野蛮の視線

皆様、「刺青」といえば、頭の中に浮かぶものはなんですか? わたしは、台湾出身ですが、来日した際に、温泉に入ることがありまして、タトゥー、刺青(いれずみ)お断りの看板に驚いたことがあります。温泉のみならず、プールでも、タトゥー・刺青をいれたお…

シンガポールからマラッカへ バスで行けるおすすめの旅。

4泊5日でシンガポールに滞在、とすると、最後の1日は、間違いなく手持ち無沙汰になると思います。シンガポールって結構小さくて、すぐに観光し終わってしまうんですよね。そんな時、おすすめなのが、シンガポールからお隣のマラッカへ、少し足を伸ばすこと…

台湾の信仰と現代化を考える場所:十八王公廟

乾華十八王公廟は台湾北部の廟で、北海岸の道沿いに位置し、海岸沿いのドライブで立ち寄る人も少なくないでしょう。1980年代では人々から熱狂的な信仰を集めましたが、現在では少し落ち着いてきているようです。 先月、3年間の廟の修繕が完成しまして、新し…

戦後最大の奇書『家畜人ヤプー』の《作者》は、マスコミによってデッチアゲられた!!?

みなさんは、『家畜人ヤプー』という作品をご存知でしょうか? わたしとしては、娘に読ませたくない作品ナンバーワンレベルの作品だと思っています。初めて読んだ時は、「なんじゃこりゃ!」と思ったのですが、マゾヒスト作品として作られたものと知ると、「…